[自転車] 素人診断による自転車における膝痛概論(1)措置

(以下独断と偏見に基づく素人論です。本当に深刻な怪我の場合は、速やかに専門医の診察を受けてください。)

自転車に乗った結果発生する膝痛は、多くの場合は靭帯炎です。膝痛対策として有名なサプリメント「グルコサミン・コンドロイチン」は加齢を原因とする関節炎には有効ですが、靭帯炎には効きません。
また「バンテリン」等、インドメタシン配合の鎮痛薬はあくまでも「鎮痛」のための薬品で、治癒効果はないことに注意してください。強い痛みがない限り、限定的に使用すべきでしょう。

自転車に乗っているうちに膝が痛くなってきたら、できるだけ早く運動をやめ、痛い部位を冷却(アイシング)しましょう。冷却には湿布より氷が最適です。氷をビニール袋に入れ、水を少々加えます。氷を患部にあて、15分ほど冷却します。あまり長時間冷却すると凍傷になる恐れもありますので注意してください。風呂に入る場合は、患部を温めないようにしましょう。湿布を使う場合は、温湿布ではなく冷湿布を。

翌日以降、痛みがあるうちは運動を控えましょう。無理をすると治癒まで長くかかります。痛みが完全に消えてから運動を再開します。自転車の場合は無理をせず、徐々に距離を延ばしていくことをお勧めします。痛みが再発したらできるだけ早く運動を止めましょう。我慢しても、治りが悪くなるだけです。