[情報処理][自転車] 自転車の素晴らしさについて語る

インターネットの大衆化にアダルトコンテンツが一定の影響を与えたことは疑いのない事実であろう。これを裏付けるように、荒らしさん(荒らし依頼さん?)が「URIがエロっぽい掲示板」*1に張ったリンクスパムからのアクセスが急増中である。
せっかくなので、これを自転車の面白さを伝える機会にしたいと思う。

こうして私は自転車にはまった

5年前、引越しをしたのだが、アパートから最寄駅まで歩いて12〜3分ある。かったるいので下駄がわりに自転車を買うことにした。ママチャリはちょっと、と思ったものの、何しろ自転車なんて買うのは10年ぶりくらいなので、どこでママチャリ以外の自転車が買えるのかがわからない。町の自転車屋にいっても、ママチャリしかおいていないのだ。Webでいろいろ調べているうちに、「自転車通勤でいこう」というサイトに行き当たった。つい引き込まれて読んでみると、皇居を中心に半径20kmで円が描いてある。意外と東京は小さい。試しに、東急ハンズで買った29,800円のクロスバイク*2でアパートから職場まで走ってみた。所用時間1時間。Door to Doorで考えると、電車より速い。何より、爽快だ。これで自転車通勤を始めることを決心した。

はじめの2週間くらいは結構きつかったが、慣れるにつれ汗も少なくなってきた。運動らしい運動から遠ざかってずいぶんたっていたが、体を動かす原始的な楽しみを発見した。自分の力だけで、新宿を超え、信濃町を超え、赤坂見附を走りぬける。いままで電車や車で移動するのが当然と思っていた空間が、一瞬で圧縮されたような、自分の身体能力が拡張したような、超然とした感覚である。
東京生まれ東京育ちでも、それまでは東京という空間を駅と駅、点と点のつながりとして認識していたのだが、自転車によってそれが線となり、面となっていくというのは、熱中させられる経験だった。

結局、自転車を駅前に止めて電車通勤、という使い方は一度もせずに今に至っている。

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*1:いちいち確認しにいってないので、もしエロくなかったらすまん

*2:自転車の種類